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渡部式わなとは

上皿の中心を踏むと、くくり輪が上方に動きながら締まるため、足を引き抜かれて逃げられることが少なくなるしくみです(実願2010-007275)。弊社のどの製品もこのしくみを採用しており、基本的な使用方法と捕獲性能はどの製品もほぼ同じです。

ワイヤーのくくり輪を上皿のツル(アーム)にセットして下皿に載せます。上皿を足で踏み込むと、左右両側のツルが同時に半回転し、くくり輪が上方に持ち上がりながら締まり、地表から15cmほど上の部分で足を捕らえることができます。この、ツルが上方に飛び上がる形、いわゆる「跳ね上げ式」、また、下皿の形から「弁当箱型」と呼ばれています。これを発明・開発したのが渡部和治なので、「跳ね上げ式」が「渡部式」です。以後、くくり輪を上方に移動する動作を独自に研究し、スムーズな作動への改良を続けて今に至ります。

また、捕捉後にワイヤーにつながれたまま暴れることがありますが、ワイヤーを溶接で接続しており十分な強度をもっているため、安心してご使用いただけます。ワイヤーにも、スムーズな作動のためにさまざまな工夫が施されております。(ワイヤー単品別売もございます)

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渡部式わなの特長

・しかけやすく、設置に時間がかかりません。土砂防止板を標準装備し、砂や泥に強く、場所を選ばず設置できます。

・作動負荷調節用の爪楊枝穴で、重い獲物の時だけ作動させることができ、錯誤捕獲を減らします。

・必要最小限の構造でシンプルにつくってあるため、作動が早いです。

・わなとしての完成度が高いため、しかけに個人差が出づらく、未経験者でも結果を出せます。

・国産、手作りで精密。安全設計で耐久性があり、獲物を逃しません。

・作動時に獣に傷がつきません。わなには殺傷力がないので、間違えて作動しても逃がすことができます。(作動後は早めに回収してください)

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渡部式ワイヤーの特長

獲物をつなぎとめるワイヤーには、作動時に素早く締まる機能と、暴れても外れない強度が要求されます。

ドーナツ型スリーブ

ワイヤーどうしがこすれて生じてしまう摩擦を、この部品が軽減します。バネの力を極力妨げない、迅速な締まりを実現しました。

スリーブ溶接

​ワイヤーの端はアルミのスリーブでカシメることが多いですが、弊社ではスリーブをワイヤーと溶接しております。そのため、スリーブが目立つことなく、しかけのジャマをしません。強度も充分です。

韓国製4mmステンレスワイヤーを使用

ワイヤーが切れる恐れのある、安価な粗悪品を使用していません。鉄は撚れに比較的弱いのでステンレスにしています。(鉄ワイヤーをご使用の場合、油を多めに使うことをおすすめします。)

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